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知らないと困る!大学生が論文やレポートでアンケートを取るときの注意点

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こんにちは、オトメです! 

卒論シーズンですが、大学4年生のみなさん、順調ですか?

大学4年生でない方も、年末にかけていろいろなレポート課題が出されているかもしれませんね。

 

卒論でアンケートを取らなきゃいけなくなった!

ゼミで調査を担当することになったけど、どうやってやればいいんだろう?

 

特に文系・教養系の講義では、論文やレポート課題でアンケート調査を自分たちで実施し、その結果を分析しなければならないことがあると思います。

今回は、そんなときの注意点をまとめてみました。

 

 

   

 

アンケートはどの媒体で行うべきか?

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「どの媒体」と書きましたが、基本的には紙媒体かネット媒体の二択です。

それぞれの媒体とメリット・デメリットについてまとめてみました。

 

紙媒体

最も古典的な方法。

アンケートをワードで打ち出して印刷したものを配り、回収する。

メリットは、多少手間のかかるアンケートでも答えてもらいやすいことです。

紙媒体のアンケートであれば基本的に大学構内で行うことが多いため、「お願いします!」と言えば大体答えてくれますし、回収率がいいです。

デメリットは、回答者が自分の身の回りの人間に限られるということです。

調査にかける時間を考えると、紙媒体では自分の手の届く範囲に限界があります。

 

ネット媒体

アンケート調査を行う場合、おおよその大学生がネット媒体を選ぶでしょう。

メリットはもちろん、自分の足で行くことが難しい範囲の人にまでアンケート調査の範囲が届くことです。

デメリットは、信憑性に欠ける場合があるということです。

例えば、女子大生を対象にした調査を実施したとき。紙媒体であれば、男子大学生がふざけて回答しようとすれば明らかにわかりますが、オンラインなら防ぎようがないです。ネカマ乙。

 

さらに加えて重要なのは、インターネットでの調査をした時点で、「回答者は全員インターネットを使用する人間である」というバイアスがかかることです。

 

バイアス……?なんだそれは、食べられるの?

 

食べられません。

バイアスという言葉を知らない方のために、また例え話をしましょう。

ある読書愛好団体が「あなたは読書が好きですか?」というアンケートを実施したとします。しかし、そのアンケートに触れている人自体、そもそも読書が好きな人が多いです。読書に興味ない、嫌いって言う人がわざわざ読書愛好団体のHPを見たり、ましてやそのアンケートに協力したりしないですよね、というお話です。

 

ネットでのバイアスは、SNSをメインに告知をすれば尚更強くなります。

再び例え話ですが、あなたがアンケートの回答数をあげるため、Twitter上で告知をしたとします。もちろん、その母集団にはTwitterを使用しているというバイアスがかかります。さらに、あなたのSNSでの繋がりは、あなたと似たような所属です。つまり、同じ学部、同じ学科、同じサークルだったり、もっと言えば似たようなバックグラウンドの人間ばかりでしょう。

だからSNSで告知をして、身の回りの人に「みんな~!答えて~!」とやっても、拡散されれば少し違った所属の人にも調査範囲が行き届くでしょうが、回答者のほとんどは自分に近い所属の人間です。

というわけで、ある意味紙媒体よりも狭まったクラスタの情報しか拾えないことが多々あります。

もちろん、これを逆手にとって、「〇〇大生の食生活に関する調査」「大学生の消費行動に関する調査」などと、自分の所属大学や一般大学生に関しての情報をあたかも自分が集めたかった情報だとする手法もありますが、ややテクニックが必要です。

 

以上の点を踏まえて、紙媒体だろうがネット調査をだろうが、学生がやれる範囲のアンケートでは、結果にある程度のバイアスがかかることは理解しておくべきです。

あるいは、両方の媒体を半々で使用するのもありです。

私も試しにこの手法を使用してみましたが、その調査の際は媒体による回答の偏りは見られませんでした。*1

まあ学部生レベルなら、きちんと回答数集められて、きちんと分析ができていれば及第点でしょう。

  

 

 

アンケートに明記しておくべき事柄

ダメなアンケートにありがちなのが「質問事項だけしか書いていない」というモノ。

これだけだと、受け取った方もワケ分かりませんし、「何?アヤシイ」と思われ、紙媒体ならゴミ箱にポイです。ネット媒体でも回答数は上がらないでしょう。

最低、以下の三点については「前書き」として明記しておきましょう。

 

自分の所属

学部・学科・ゼミや研究室に所属していればその名前など。

学外の人も対象にしているアンケートであれば、大学名も名乗りましょう。

 

アンケートの用途

○○の授業課題で使用します、卒論で使用します、など、調査データの用途を明示します。

 

個人情報の取り扱いについて

アンケートとはいえ性別や年齢の個人情報を含んでいることもあるので、それの処理をどうするのかといったことも触れておくと、回答者は安心できます。

フランクなテンプレとしては、「この調査で得た個人情報は、レポートにのみに使用します。」など。 

当然ですが、どこの馬の骨ともわからん奴のアンケートになんか答えたくないでしょうし、用途が分からなければ答える義理もないですよね。

「自分が回答者だったら、このアンケートに協力したいと思えるか?」を考えてアンケートを作成しましょう。

 

 

 

アンケートの回答数を上げる裏技

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学生の、ましてや学部生が行うアンケートレベルでは、回答数が数十集まればいい方です。

レポートレベルではそれでいいかもしれません。

しかし、卒論やきちんとした論文を目指したいのであれば、「最低でもN(回答者数)=100はないとお話にならない」というのが大学教員の印象だそうです。

では、どうしたら回答数を増やすことが出来るのか?

コツは以下の3点です。

 

自由記述を減らす

自由記述ばかりのアンケートは、答える気が失せます。

テキストボックスが並んでるを見たときに、「うわっ、時間かかる……答えるのやめようかな……」というのが回答者側の感想でしょう。

自由記述はここぞというポイントで使い、ほとんどを選択肢の設問にした方が回答数を増やせます。

どうしても自由記述メインのアンケートを取りたければ、回収率の高い紙媒体でのアンケートを実施した方が良いです。

 

報酬で釣る

紙媒体であれば、知り合いでなくとも同じ所属の人間であることが多いので、「お願いします~」と言って、アンケートと一緒にお菓子を渡すなど。

ネット媒体であれば、「答えてくれた人の中から5名抽選でギフトコード」など。

費用はかかりますが、答えてくれると何かしらの報酬があるということを宣言しておくと、私の経験上回答数は一気に上がります。

 

日々の人脈

知り合いが多ければ多いほど、アンケートに協力してくれる人(もしくは、自分が探しているアンケート対象の人)を見つけることは容易です。

お互いにアンケートを集める苦労を知っている学生同士なら、なおさら分かってくれます。

ギブアンドテイクの精神で、誰かからアンケートを依頼されたら快く答えましょう。

そういう日々の行いが、いつか自分の番になったときに役に立ちます。

 

 

 

   

 

 

 

おわりに:お役立ち文献・ツール

こんなえらそーなハウツー記事書いてる私ですが、大学に入学してからすぐに挑戦したとある学生論文コンテストでは、今読み返すと目も当てられないほどひどい論文を書きました。それから講義や編入試験の勉強とは別に、年に二・三本コンスタントに論文を書き続け、学部2年のときに賞を受賞するまでになりました。

と、さらりと自慢を挟みましたが、何が言いたいかっていうと最初からスラスラ書ける人などいません。

トライ&エラーの精神で取り組むことが大事なんじゃないかなと思います。

そういった意味では、私もまだerrorを重ねている段階です。

 

また、アンケート調査の手法を身に着けることは、社会人として重要なスキルだと思います。

 

最後にお役立ち文献とサイトを紹介します。

   

Questant

questant.jp

学生が行っているアンケートを見ると、Googleのフォームを使ったりしている人が大半ですが、アンケート調査にはクエスタントの使用が便利です。

回答者の使用媒体や、性別・年代・都道府県の基本情報、回答にかかった時間が分かる上、クロス集計機能もあります。

有料版と無料版がありますが、無料版でも十分素晴らしいです。

ちょっと込み入った分析をしたい人におすすめです。

   

アンケート調査と統計解析がわかる本

ビジネス実用書ですが、大学生が読んでも十分に理解できると思います。

Excelでの分析についても触れています。

  

ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方

アンケートや調査法に関する文献ではないですが、レポートや論文を書くときに私がとても参考にしている本です。

これに「いろは」が載ってるので、レポートや論文の書き方に不安がある人は一冊持っておいて損はないです。とても役に立ちます。

 

 

↓あわせて読みたい!!↓

www.otome-nageyari.com

 

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*1:その時に行った調査の対象母集団が「大学生」だったためかもしれません。大学生は百割方ネット使うので。