オトメナゲヤリ

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元中卒フリーターが高卒認定から大学進学した話

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元中卒フリーターの回想録です。

同じような境遇から大学受験を目指す人の参考になればいいと思って、こういった記録を公開することにしました。

 

≪筆者の教育における経歴を簡単に説明≫

  • 私立F中学(中高一貫)入学
  • 中等部で退学(つまり中卒)
  • 1年後都立O高校入学(嫌々親に受けさせられた)
  • その後1ヶ月もたたずに退学
  • 高卒認定取得→(アルバイトや執筆活動などを数年)→成人した後、偏差値60ほどの某私立理工系大入学
  • 学部二年次在籍中、社会学に専攻を変えるため、編入試験を受験。
  • 国立大三年進学予定←イマココ!!

 

全く簡単に書けなかった

 

 

 

 

 大学に入るまで

中高一貫校を辞めてから高卒認定を取るまで

それなりに東大や難関校に入ったりする人がいるような中高一貫に通っていた私。

辞めた理由は、周りの大人たちとの不和そして大人への不信感*1

それに狙いすましたかのように大事な人の死もあってすっかり精神を病んでしまい、寝て呼吸するだけの廃人同然の屍となった。

 

しかし、治療と休養ののち、しっかりと「正常な意識」を取り戻してくると、何だかだんだん腹が立ってきた。

元々勉強も好きだったし、普通の中学生より能力が高い私が周りの大人たちの思惑に振り回されて屍になるまで追い込まれることになったのだ。それに引き換え、何も考えずに公立の中学に行き、ふわふわ生きているような奴が「彼氏つくった~♡」などと幸せそうに語っている。

 

許せん!!どうして本当に勉強したい私が学校社会から弾き出されて、こんな目に遭わなきゃいけないんだ!!

 

そんな忸怩たる思いを抱えた。今思えばお門違いもいい所であるが。

 

このあたりで高卒認定というものを知り、高校に行かずして大学進学をもくろむ私であったが、母親から断固反対される。

理由は「高校にすらいけない人が大学なんか通えるわけがない!」とのこと。

そして中学を辞めて一年後、「親に無理矢理受けさせられた都立O高校に合格して進学することになるが、周りより年齢が一個上ということもあり、結局3日出席して通わなくなる。そして一ヶ月で退学。

 

もう学校という存在が私の肌に合わなくなったんだろうと察した私は、結局、当初の予定通り高校に行かずして大学進学を志したのであった。

 

しかし、高校に行かなかったことで当時同居していた母親には生活費やその他雑費以外のことはほぼ見放されていた。そのため、とにかく資金源をどうにかしなければならなかった。

そこで、飲食店でのアルバイトを始める。

親は「もうどうにでもしろ」とバイトを許可してくれ、履歴書の親権者同意の欄に印鑑を押してくれた。未成年なので何をするにも親権者の許可がいるんですねぇ。

 

バイトをしながら高卒認定の資格を取るための予備校に1年通いました。

しかし、バイト先で高校に行っていないことが露見すると、パートのおばさんには好奇の目で見られ、年上の高校生バイトからは爪弾きに遭う羽目に。

また、私が過去に鬱病になった経歴をうっかり店長に話してしまい*2、精神病患者と心無い言葉を浴びせられることとなる。

本気で店を辞めることも考えたが、私に嫌がらせをしてくる店長や年上バイトに「そんなこと言うもんじゃありませんよ」と一人だけ庇ってくれた人がいたので、世の中捨てたもんじゃないなと思いその後も二年ほどそこで働くことになった。

 

その年の八月、予備校でできた友人との切磋琢磨もあり、高卒認定には全科目1発合格した。

 

 

 

 

【参考】

www.otome-nageyari.com

 

 

 

 

 

 

 

高卒認定取得~大学受験まで

周知のとおり、高卒認定合格から(まともな大学に行くための)大学受験レベルに達するには、結構な隔たりがある。

その隔たりを埋めるべく、アルバイトの合間に必死に勉強をしていた。

 

しかし、ある日、私にとって一生忘れられない事件が起きる。

バイトで、店のクーポンを配っていた時のこと。駅中にあるお店だったので、夕方帰る人を狙って改札の近くでクーポン券を配っていたのだが、その時、突然一人の女子高生に話しかけられた。

 

「オトメちゃん、久しぶりっ♪」

 

一瞬誰か分からなかったのだが、小学校のときの同級生であった。それもただの同級生ではなく、私にずっと憧れていた女の子だった。

小学生のときは割と優等生だったので、最後の二年は生徒会長をやっていた。彼女は生徒会の選挙で二度も私に負けていて、それでも「頑張ってね!」と言ってくれた素直な子である。しかし同性からはあまり好かれる性格ではないようで、彼女が女子グループからいじめられていたとき、守ってあげたこともしばしばあった。

 

「ああ…!久しぶり…!!」

「高校辞めたって聞いたよ!こんなところでバイトしてたんだ!」

 

やけにニコニコした顔で語る彼女。私が返事を続ける間もなくまくしたてます。

 

「あのね!私一年生だけど高校で生徒会長に選ばれたんだ!^^あ、あとね!彼氏が出来たんだ!^^これから待ち合わせなの!^^初めてのデートなんだ!^^高校辞めてこれから色々大変だと思うけど頑張ってね♡」

 

一方的にそれだけ言い放ち、彼女は嵐のように去っていった。

根が素直な子だったからこそ、彼女の言葉が私の胸に突き刺さる。

今まで私に勝ちたくてしょうがなかったんだろう、そして今私よりも幸せな状況に置かれていることを私に伝えたくてしょうがなかったんだろう、捲し立てるような言葉でのマウンティングからそんな思いがひしひしと伝わって来て、クーポンを配ることも忘れて、改札の人ごみに消えていく彼女の後姿を呆然と眺めていた。

 

当然だが、家に帰ってから大泣きした。昔助けてあげた子に、暗に「お前は私以下」と宣言されるなんてたまんねぇ。もしかしたら、彼女は純粋に恩人の私に「元気でやってるよ」という報告をしたかっただけなのかもしれないが、真意はどうあれ、とにかく必死にあがいて前に進もうとしていた当時の私には、彼女の言葉はナイフのように鋭利に感じられた。

 

同世代カーストの「勝ち組」から一気に放り出されたことを知らしめられた私は、それから死も考えて自殺未遂を数度することになる。

今考えると本当にくだらないことで死のうとしてたんだな、と思えるが、当時はとにかく死ぬことに必死で、飛び降りたり薬いっぱい飲んだり首つったり、大忙し。 バイトも長期休養せざるを得なくなり、その後も後遺症や心身症状に苦しみました。

 

ところで、高卒認定から大学受験する人間は、いくら16才や17才で資格をとっても、その効力を有するのは18才になる年度からである。(飛び入学可能な大学を除く)

だから18才になる年度から一般の現役高校三年生と同じように大学受験に踏み出してよかったのだが、やはり、先述の身体的な不調が原因で思うように行かず。

自殺未遂や抗うつ剤の影響で激やせしてしまい、肺炎になったり腎炎を起こすなどした。体重が20kgもがた落ちし、戻すまでにもしばらく時間がかかり、臍を噛む思いであった。それが治るともう何だか自暴自棄になって、バイトしたお金でいきなり色んな所に飛び回って旅したり、同年齢の人間に比べるとカルピスの原液ぐらい圧倒的に濃い時間を送った。

不調のときは小説やエッセイを書いたりして気を紛らわせていたのだが、それが偶然賞を獲り、いくつかの出版社の目に留まることになり、以後執筆をつづける。ヤッター。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学受験~大学入学

こんな地獄のどん底にいたが、一つだけ得たものがあった。

そう、恋人。バイト先で庇ってくれていた彼*3である。

それまでも人を好きになったことは無論あったが、どれも上手く行かなかった。生まれて初めて出会う「誰よりも私のことを愛し理解してくれる存在」は、何よりも私の生きる理由になった。愛の力はすごいぞ~!!

 

志望大学がころころ変わるし、色々なことに興味がありすぎて、何が専攻したいのか分からない私であったが、持ち前の負けん気と根性だけで大学受験を乗り切り、一応世間的にはそれなりに難関らしい、私立大学に進学することになった。

こうして、年増女子大生が完成したのである。

 

 

 

 

   

 

 

 

 

大学進学後

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大学に通い始めてから思ったこと

正直、入学してからガッカリした、というのは否めない。

都内の私立四大だし、周りが年下ばかりだからそう見えるというのはあるかもしれないのだが、「大学生の質が全体的に低下している」という世論は支持せざるを得ないような状況であった。

自分が集中していれば周りは関係ないと思う方もいらっしゃるだろうが、「朱に交われば赤くなる」という諺もある。環境大事。

一応、社会通念上は難関校と位置付けられるような大学なのに、蓋をあければそこは動物園だった――(川端康成風)みたいな感じ。

しかし、辟易しながらも、単位は上手く稼ぐことが出来た。

 

 

 

大学三年次編入を志す~国立大編入試験合格

大学の教養の講義を受けるなどして、自分の本当に専攻したい分野が別にあったことに気づいた私は、いくつかの国立大学の三年次編入試験を受け、いちおう難関と言われる国立大に学部三年から進学することになった。

  

これから大学に入ろうと思っている方、何度も言いますが環境は大事です

とくに真面目に学問にはげみたい方は、国立大学に行くことをお勧めしますよ。

 

 

 

 

   

 

 

 まとめ

 

高卒認定から受験する人は、基本何かしら訳アリであることが多い。

しかし、その経験が人を強くすることも確かである。

私の経験上の結果論に過ぎないけれど、人間万事塞翁が馬です。

ニッチもサッチもいかないなら、開き直って大胆なことをしてみるしかない。

 

私の一生を履歴書に起こしたら、なんと、すっちゃかめっちゃかな学歴であろうことか……。

だからこそ、もう何も失敗しても怖くないって思えるのかも。

辛酸舐めまくって味覚おかしくなってるだけなのかもしれんが……。

 

 

 

 

 

 

 

*1:長くなるのでここでは割愛

*2:当時15歳だった私は、それが「社会的に」喋ってはいけないことだというのを知らなかった

*3:現在の夫である